SHIMA SEIKI 島精機製作所

トンボ様

学生服製造の省力化に
自動裁断機P-CAMが貢献

株式会社トンボ
生産本部 スクール生産部 部長
森本 康督様

「スクールアイデンティティ」で学校ごとの学生服を普及

当社は1876年に創業し、1930年から学生服の生産・販売を開始しました。1976年に「スクールアイデンティティ」を提唱し、学校ごとに異なる学生服を普及させました。現在は、学生服、スポーツウェア、ヘルスケアが事業の3本柱です。

学生服製造の特殊性

学生服の製造は、新学期前の3月に集中します。その種類は学校別×サイズ別と膨大で、超“多品種・短納期”生産です。

一方、3月以外は、追加オーダーなど1着の注文に即対応するため、年間平均は1回あたり14着作るという小ロット生産です。この特殊性が、一般のアパレル企業が参入しにくい要因であり、また、海外に生産をシフトできない理由となっています。

労働人口が減少する中で国内生産を続けるため、機械による省人化が喫緊の重要課題です。そこで今年、「自動化プロジェクト」を立ち上げ、自動化できる工程の洗い出しや搬送ロボットの試験導入などを進めています。

搬送ロボット

搬送ロボット

裁断は品質と速度のバランスが重要

このような中、裁断機は製品の品質と生産性に大きく影響を与え、省力化の要となっています。

長らく海外製の裁断機を活用していましたが、小ロット生産が急増し、いかに生地1枚を速く裁断できるかという課題に直面した2008年、初めてSHIMA SEIKIの自動裁断機「P-CAM」を導入しました。学生服は、少ない枚数を切るときの速度と精度のバランスが重要ですが、「P-CAM」により品質を向上しながら、1着あたりの裁断時間を3分の2に短縮できました。現在、本社工場で6台が稼動しています。

また、海外製の裁断機はメンテナンス費用が高額で、故障のときの対応にも時間がかかります。SHIMA SEIKIの「P-CAM」は予防保全で故障自体が少なく、故障した場合でも対応が早いので助かっています。

そのため、受注が拡大しているスポーツウェアの製造工場でも、「P-CAM」を随時、増設しています。

自動裁断機P-CAM

自動裁断機P-CAM

延反

延反
    丸巻きされていた原反を、ねじれ、ゆがみのないように伸ばして次の工程に送ります。

ラベリング 

ラベリング
    SHIMA SEIKIの自動ラベリングマシン「P-LAB」でラベルを自動貼付し、カット後のパーツを識別できるようにします。

裁断

裁断
    学生服は丈夫な布を使いますが、SHIMA SEIKIの自動裁断機「P-CAM」が素早く安定的に裁断します。

SHIMA SEIKIへの期待

生産現場で困っていることに耳を傾け、製品化につなげてもらいたいと思っています。前後工程を含めたトータルでの自動化・省力化サポートを、これからのSHIMA SEIKIに期待しています。

株式会社トンボ

株式会社トンボ

創業 1876年
所在地 岡山県岡山市/東京都台東区
事業内容 学生服の生産・販売
URL https://www.tombow.gr.jp/

最適な機種やサービス、ソリューションは、お客様の課題や状況に応じてご提案させていただきます。
まずはお気軽にお問い合わせください。

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