弊社は、1962年の創立以来、世界に無いものを創り出す EVER ONWARDの基本理念の下、常に新しいモノづくりを提案してまいりました。1981年にはソフトウェア・ハードウェアが一体化した初のデザインシステム「SDS-1000」を開発し、コンピュータグラフィックスの分野でも躍進を続け、2000年にはオールインワンのコンセプトのもと、革新的な新デザインシステム「SDS-ONE」を開発しました。その後「SDS-ONE APEX」へと進化し、3Dバーチャルサンプリングを活用した「トータルファッションシステム」の核として、業界の活性化に大きく貢献してまいりました。

この度弊社は、下記の通り「SDS-ONE APEX」シリーズに新商品を追加ラインアップし、関連WEBサービス2種を開始いたしますのでご案内申し上げます。

1．『APEXFiz』
近年、アパレル業界だけでなく、世界的にIT・デジタル化が進み、さらには新しい生活様式におけるテレワークや在宅勤務が急増するなど、勤務形態が確実に変化しています。そのような時代に応えるべく開発された『APEXFiz』は、従来の「SDS-ONE APEX」シリーズの強みはそのままに、多様化する勤務形態にフィットするソフトウェアのサブスクリプションサービスです。簡易版のDesign Jr.からフルスペックのDesign Proまで、5種類の製品ラインアップをご用意しており、お客様のニーズに合わせて製品の選択が可能となります。



APEXFizは従来の「SDS-ONE APEX」シリーズと同様、企画・デザインから配色検討、リアルなファブリックシミュレーション、そして製品の3Dバーチャルサンプリングまで作成可能です。「SDS-ONE APEX」シリーズのバーチャルサンプルは単なるイメージではなく、企画側と生産側をデジタルでつなぎ、両者のコミュニケーションを円滑にするものです。作成したデータはニットメーカーに転送することで、生産プログラムに変換することができ、リードタイムを削減しつつ、より正確なモノづくりを実現できます。

APEXFizの語源である「Fizz」は炭酸飲料の発泡する擬音・状態を指し、活力、エネルギー、精力、熱意、興奮、気迫、勢いを意味する単語です。APEXFizはアイデアを湧き上がらせるインスピレーションとなり、デザインに活力とエネルギーを注入します。

2．『yarnbank』
yarnbankは世界の糸情報を検索できる、世界初のウェブサービスです。糸メーカーが参画し、各社の最新の糸情報や糸のデジタルデータを提供します。
ユーザー登録することで、無料*で自由に閲覧、検索をすることができ、また『APEXFiz』等でのバーチャルサンプリングに活用できる糸のデジタルデータもダウンロードできます。これまで糸をスキャンしてシミュレーションに使用していたユーザーは、yarnbankを通じて簡単に糸データを取得できるようになります。アパレルやニットメーカーなどがバーチャルサンプルを作成する際に、架空の糸ではなく、実際に購入可能な糸を用いたシミュレーションがおこなえることで、生産に即したリアルなバーチャルサンプリングが容易に実現できることになります。

糸メーカーにとっても、当サイトは新たな販売促進の手法となる上、いままで現物の見本帳作成に要していた原料や時間、コストなどを削減することができ、サステナビリティにも貢献します。さらに糸メーカー、アパレル、ニットメーカーなど、サプライチェーン全体がyarnbankを介してデジタルで繋がることができるようになり、川上から川下までのデジタルトランスフォーメーション（DX）が実現します。

　*糸メーカーは別途契約が必要です。

3．『SHIMANAVI』
SHIMANAVIは「SDS-ONE APEX」シリーズ用のeラーニングシステムです。お客様のご都合の良いタイミング、ペースで講習が受講でき、テレワーク／在宅勤務などの新しい勤務形態にマッチします。さらに多言語対応し、お客様のニーズに合わせた様々なコースをご用意しております。





＜発売・開始時期＞

APEXFiz（アパレルデザインソフトウェア）
2020年 10月

yarnbank（デジタルヤーンソーシングウェブサイト）
2020年 9月

SHIMANAVI（eラーニングシステム）
2020年 10月


＜問合わせ先＞

TDC広報担当　烏野
TEL:073-474-8580

経営企画部　加藤
TEL:073-474-8213

＜APEXFiz詳細＞
www.shimaseiki.co.jp/fiz