SHIMA SEIKI 島精機製作所

ニュースリリース

2023年11月28日 プレス

小学生に紙パックのリサイクルを体験する出前授業
『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』を実施

弊社は、牛乳パックからうまれた紙の糸<REPAC®(リパク)>をはじめとしたサステナブル素材を開発する新規事業をおこなっております。2023年9月25日(月)・10月2日(月)に「牛乳でスマイルプロジェクト」の下、株式会社 明治(代表取締役社長:松田 克也)と共に紙パックリサイクルを体験する出前授業『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』を千葉県我孫子市立布佐小学校にて実施し、参加した児童らにはREPAC®を使用して製作した「明治おいしい牛乳」パッケージデザインのタオルが贈呈されました。




牛乳パックからうまれた紙の糸「REPAC®」について

島精機製作所は、自社で開発・製造・販売しているコンピュータ横編機やホールガーメント®横編機での編成に活用できる糸の研究開発にも携わっております。2020年より社内ベンチャーの取り組みのひとつとして発足したサステナブル素材を開発する新規事業<ReMateri®(リマテリ)>では、取り組みのひとつとして、牛乳パックを再生した古紙パルプを配合した紙の糸REPAC®を開発し販売しております。
REPAC®は吸水性が高く、防臭性も持ち合わせており、肌触りも良い、再生素材とは思えない素材です。また、軽くて毛玉もできにくく、つい触りたくなるような独特のシャリ感が特徴です。紙を利用した素材ですが、家庭用洗濯機での洗濯も可能で、通常の使用の中で溶けて無くなるようなことはありません。ヒトにも地球にも優しい、且つ機能性に富んだ環境配慮素材です。



YouTube
https://youtu.be/52Tz0TNaW10




牛乳でスマイルプロジェクトへの参加

弊社は農林水産省と一般社団法人Jミルクが立ち上げた「牛乳でスマイルプロジェクト」に参加しています。「牛乳でスマイルプロジェクト」は酪農・乳業関係者のみならず、様々な企業・団体・自治体などが加わり、共通ロゴマークにより一体感を持って更なる牛乳乳製品の消費拡大を推進する活動で、弊社は牛乳パックの新しいリサイクル方法である牛乳パックからうまれた紙の糸の提案を通して、紙パックメーカーや乳業メーカーをはじめとする関係者を応援し、牛乳や紙パック製品のリサイクル率向上につながるよう取り組んでいます。
今回の出前授業もこのプロジェクトの下、株式会社 明治主催の施策として始動しました。

▼農林水産省HP『牛乳でスマイルプロジェクト』
https://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/lin/gyunyu_smile.html




紙パックが生まれ変わるまでを授業の中で体験

授業の前半では紙パックリサイクルの知識を身に着けるため、株式会社 明治と弊社が講師となり動画や製品を活用しながら、普段目にしている牛乳が食卓に届くまでの過程やその牛乳が入っている紙パックのリサイクル過程、紙パックから生まれた糸「REPAC®」ができるまでのストーリーや製品について講義をおこないました。
授業の後半は、児童が実際に紙パックを解体・洗浄したあと紙パックから紙をつくる紙すき体験に挑戦し、使い終わった紙パックが新たに使えるものになることを体感できる仕組みとなっています。授業を通して、環境への負荷を減らすことの大切さや、ゴミとして廃棄せずにリサイクルすることで新しい価値を持つということが学べます。さらに、授業に参加した児童らにREPAC®で作られた「明治おいしい牛乳」パッケージデザインのタオルと修了証の贈呈がおこなわれました。

画像:牛乳パックからうまれた紙糸「REPAC®」で出来たタオル


動画『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』

株式会社 明治から授業風景をドキュメンタリー化したWEB動画『みて・つくって・おくる!あたらしいリサイクルの教室』が11月1日(水)に公開されました。動画では、児童らが紙パックの生まれ変わる過程を真剣に学ぶ眼差しや、「紙すき体験」をおこなう際のワクワクした表情、そしてリサイクルを頑張った子どもたちに紙パックからできた糸で作った「明治おいしい牛乳」オリジナルタオルがプレゼントされ思わず匂いを嗅いでみたり、飛び上がって喜んだりする無邪気な姿など、リサイクルと真摯に向き合い、そして「気付き」を得る瞬間が収められています。弊社は今後もREPAC®を通じて、紙パックリサイクルの啓発活動を展開し、サステナブルな素材や製品の普及活動を進めます。

YouTube
https://youtu.be/F2Vsrfu4K5k




日時
2023年9月25日(月)・10月2日(月)

場所
千葉県我孫子市立布佐小学校

背景(目的)
次世代を担う子供たちへの教育活動を通じて、長期的に紙パックリサイクル普及率向上を目指します。

取り組み内容
株式会社 明治と弊社が講師となり、小学4・5年生を対象に紙パックリサイクルについて学ぶ授業を実施。10月2日には、株式会社 明治、ダイイチのご協力のもと、紙パックから製作した「明治おいしい牛乳」デザインのタオルを児童に贈呈しました。また授業日から1か月間、授業の実践として児童は紙パック回収に取り組みました。

主催
株式会社 明治
粉ミルク、⽜乳・乳製品、菓⼦、スポーツ栄養、流動⾷など幅広い商品を提供。「⾷と健康のプロフェッショナル」として、⾷のおいしさ・楽しさや⼼⾝両⾯での健康価値を提供し、お客さまの⽣活充実への貢献を⽬指す。

協力
株式会社ダイイチ
横浜で創業70年。企業向けユニフォームの企画・製造・販売をおこなう。ユニフォームを通じた企業課題の解決に繋がる提案が強み。今回の取り組みでは紙パック再生糸を使用した「明治おいしい牛乳」パッケージデザインのタオルを製作。環境課題の取り組みとして、紙パックリサイクルの繊維を使用したユニフォームを開発中。



<問い合わせ先>
トータルデザインセンター 岩崎
メール:info_remateri@shimaseiki.co.jp
電話:080-8315-7892
WebサイトURL:https://remateri.com/





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