東洋紡糸は、1879年に創立された日本の繊維産業発祥の工場「大阪府嶋下郡紡績社」を前身として約140年以上に渡って糸づくりをしている紡績会社として、日本で最も紡績業の歴史を持っている会社の一つです。1930年にはカシミヤ糸の生産を国内で初めて行った会社でもあり、以来90年以上つくり続けている純国産のカシミヤ糸は、その歴史と伝統を今日まで職人の手によって守り続けながら、世界に誇るトップレベルの品質で生産し続けています。
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カシミヤ原料の品質は、カシミヤ山羊の品種と生息産地により大きく異なるといえます。冬期の気温は厳寒マイナス30~40℃、夏期は30℃以上と寒暖差がとても激しく、非常に厳しい気候条件の下で飼育されています。厳しい条件であればあるほど、そこで採毛される毛質は、良いものとされています。東洋紡糸では、最良質のカシミヤ原料を調達するために、優良品種が生息する産地の特定が最も重要な要素の一つと捉え、長い年月の中で培ってきた実績から、内蒙古産を中心に入手地区を限定して、うぶ毛繊維が細く、長く、白く、ぬめり感のある最良質原料の安定を図っています。世界最高基準で厳選しているカシミヤ原料を用いて、染色、紡績、撚糸の各工程を伝統的なクラフトマンシップにより、一本の糸へと丁寧に仕立てていきます。
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*生後12ヶ月未満のカシミヤ仔山羊から、初めて刈り取られる産毛だけを集め、特別に整毛されたカシミヤをベビーカシミヤと呼んでいます。
通常のカシミヤと比較しても、一段と格別な風合い、肌触り、独特の雰囲気を持ち合わせたベビーカシミヤは、カシミヤ繊維の中でも最高級の繊維といえます。東洋紡糸のベビーカシミヤは、広い内蒙古の中でも春の訪れが早く、冬の訪れは遅いという地域性がベビーカシミヤの採毛に最も適している内蒙古東部のみから仕入れています。この地で古くから実績のある有力企業との共同プロジェクトとして、独占供給契約を交わし、高品質なベビーカシミヤ原料の供給を世界でも、ほぼ独占的に受けています。
*生後12ヶ月未満について
当社のベビーカシミヤは、生後6か月未満の子ヤギから採取した産毛を主に、産まれてから冬を越したことのない子ヤギの産毛を使用しています。採毛は毎年7月に行われ、仔山羊の生まれる時期が12月頃から4月頃と差がありますので、12か月未満と括らせていただいています。
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カシミヤ紡毛糸の中でも東洋紡糸が長年紡績し続けている定番糸のPIARA。均一性を求めて厳選された繊維長のカシミヤ原料を用いて、糸に均一性を持たせることから、ニッティング時の目面の美しさを表現します。長年培ってきた伝統的なクラフトマンシップにより、丁寧に一本の糸へと仕立てています。原料の持つ魅力が十分に引き出されたカシミヤは、その柔らかさと風合いから、幸せや温もりが伝わってきます。
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SPUMAは、ラテン語の「SPUMAE」を語源とした「泡」という意味を持ちます。カシミヤの軽さや肌触りの良さ、絹紡糸の柔らかさや品のよい光沢、2つの素材が混紡されて生まれてくる膨らみ豊かな表情は、シャンパンの気泡を思わせる様な軽やかで品のよい光沢感を持ち合わせます。世界的に重要視されているサスティナブルな目線においても、生糸にしない繭や、生皮苧(きびそ)から作り出す絹紡糸は、地球環境にも優しくエコロジカルな素材の一つと言えます。その素材を用いて、東洋紡糸のカシミヤ紡毛紡績技術を生かした混紡糸に仕立てています。
SPUMA 73 は、抗ピル剤を使わず、紡績時の細かな調整により毛玉が出来にくい糸になっています。
SPUMAは、ラテン語の「SPUMAE」を語源とした「泡」という意味を持ちます。カシミヤの軽さや肌触りの良さ、絹紡糸の柔らかさや品のよい光沢、2つの素材が混紡されて生まれてくる膨らみ豊かな表情は、シャンパンの気泡を思わせる様な軽やかで品のよい光沢感を持ち合わせます。世界的に重要視されているサスティナブルな目線においても、生糸にしない繭や、生皮苧(きびそ)から作り出す絹紡糸は、地球環境にも優しくエコロジカルな素材の一つと言えます。その素材を用いて、東洋紡糸のカシミヤ紡毛紡績技術を生かした混紡糸に仕立てています。
SPUMA 55は、手洗い可能。ネット使用でマシンウォッシュも可能です。シルクは通常膨らみにくく重たくなりやすい素材でもありますが、絹紡糸にE-FILUを施して生まれる膨らみ感から、カシミヤ50%、シルク50%の混率でも目付けの軽い製品に仕上げることができます。
CHESSに使用しているメリノウールはオーストラリア産のバージンエクストラスーパーファインウールであり、SUPER表示に換算すると「SUPER 110」に相当します。30番手という細番手紡毛糸CHESSでは、軽くて膨らみのある糸を作るために、カシミヤ紡績で長年培ったブレンド(配合)技術を生かしています。厳選された数種類の毛をブレンドすることにより、強度も兼ね備えた軽さ、ソフトで弾力性のある膨らみなど、バランスの良い糸を作り出しました。メリノ細番ウールならではのソフトな肌触り、ハリコシ、白度を有しています。
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毛皮の中でも最高級素材であるブルーフォックス。一冬越したばかりの子ぎつねの毛を櫛で丁寧に梳き取り、整毛することによって比較的長い毛足のワタ毛にします。ブルーフォックスのウブ毛は平均17μと細いのですが、それ単独ではヌメリ感に乏しく糸の強度も劣るため、細番ウールとナイロンを混紡して糸にします。縮絨後にはブルーフォックスの毛が表面に浮き立ち、独特の風合いと外観が生み出されます。また、フォックス原料をブルーフォックスに限定しているため、(ブルーフォックスの毛色はごく薄いグレー)濃色だけでなく、淡色にも展開することができます。
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AIの成長が注目されデジタル化が著しく成長する昨今、ニット作りのイメージ過程においてもデジタル試作でさまざまな表情をシュミレーションできるyarnbank。 登録されている世界各国の糸情報から、現物と見間違えるような精度の高い再現性のシュミレーションが可能となっています。 弊社でもyarnbankに糸を登録していることから、海外からの新規問い合わせをいただいています。 SNSが社会に浸透して人や会社、社会の繋がり方も大きく変わってきたように、yarnbankを通して新規顧客とつながる新しい場はYarn Industry Networking Serviceとも言える気がします。
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